メンタルケア心理士の資格取得のためのスケジュールや効率的な学習方法、難易度や合格率、受験資格、年収などを紹介します。
メンタルケア心理士として働きたい方は、必ずチェックしておきたい重要なポイントを細かく解説していきます。また、受験を検討している方は、資格取得までの流れを把握しておくことで試験までの準備がスムーズできることでしょう。ぜひ本記事を読んで、メンタルケア心理士になるためのステップを踏み出してみてください。
メンタルケア心理士とはどんな資格?
メンタルケア心理士は、日本学術会議協力学術研究団体指定メンタルケア学術学会試験業務センターが主催している民間資格になります。
ストレス社会と言われている今の社会では多くの分野で必要とされている人材、医療・福祉といった分野だけではなく教育や一般企業などの現場として幅広く活躍をすることができる仕事です。
メンタルケア心理士の資格取得までのスケジュール
メンタルケア心理士は、医師ではないので治療行為はできません。心のケアの「相談援助知識」を持った人、とでもいうべきでしょうか。心がバランスを崩す前に相談に乗り、アドバイスをする役割です。
この資格は、医療福祉情報実務能力協会(内閣府認証設立)指定のメンタルケア心理士講座を受講するのが資格取得までのスケジュールの第一歩で、これを修了すると受験資格を得られます。この講座は通信教育で受講できます。資格試験は、なんと試験問題が郵送されてきて、自宅で受験できます。試験日の午前中に配達され、次の日には書留で発送し、そして約一ヶ月後には合格発表があります。
合格した後は1ヶ月余りの間に、認定証の発行手続きをしなければなりません。これが資格取得までのスケジュールの最終段階となります。認定証(証書・認定カード・ピンバッチのセット)の発行には、発行手数料3,500円と証明写真が必要で、申請からまた1ヶ月くらいかかります。
「メンタルケア学術学会(LCM)」がこの資格の研鑽の場とされていますから、実質はこの学会に所属してはじめて仕事ができると考えた方がいいでしょう。
入会すると、入会金8,000円と年会費10,000円かかります。
合格するための効率的な学習≪勉強≫方法とは
メンタルヘルスにかかわる仕事を行いたいと考えても、有資格者でなければ仕事に携われない場合が多いというのがメンタルヘルス業界であると言えます。
逆に言えば有資格者であれば職歴が無くともアルバイトや契約社員として業界に参入しやすくもなっているため、将来的にメンタルヘルス資格を取得したいのであれば早め早めに動くべきだとも言えるでしょう。
心理カウンセラーやメンタルヘルスマネジメントの資格を取得するためには当然試験に突破する必要がありますが、試験対策のための勉強に関して言えば通信教育形式などでの学習が主流となっています。もちろん通学講座もあり質の高い学習が受けられるようになっているので、自身に合った学習方法を選ぶようにしましょう。
通信教育形式であっても通学講座であっても一括資料請求をネット上で行えるようになっています。こういった一括資料請求サイトを利用して効率的に情報収集を行っていきましょう。
メンタル心理カウンセラーは一日二日の勉強で試験を突破できるほど甘いものではないため、できれば複数の資料を見比べた上で自身にとって最善である学習方法を選ぶよううにしてきましょう。
メンタルケア心理士の難易度・合格率は?
こころ検定®2級という検定試験は四肢択一式40問で合格ラインは正答70%と難易度は中程度となります。こころ検定2級を合格し、下記のように一定の成績を修了することでメンタル心理士として認定されます。メンタル心理士は、履歴書の資格欄やジョブ・カードにも記載できる資格となります。通信教育で学べる民間資格になりますが、難易度は少し高いです。しかし、しっかりと心理学の知識も学べると人気の資格となっています。
メンタルケア心理士の受験資格
受験資格 | こころ検定®2級に合格し、講座に付属する通信添削の課題(全5回)提出と修了認定テストを一定の成績で修了することで資格登録の申請を行うことができる。 ※こころ検定®2級の受験条件は特にないのでどなたでも受講することが可能。 |
申請料 | 5,600円(税込) |
試験概要 | 詳しくは、メンタルケア学術学会HPでご確認ください |
メンタルケア心理士になるための年収を知る
メンタルケア心理士という職業は、社会をより良いものにするための重要な役割を担っています。そこで今回は、メンタルヘルスケア心理士になるために気になる給料・年収を知っておきましょう。
メンタルケア心理士の給料はというと、一概にいうことは出来ませんがメンタルヘルスケア心理士と近い仕事して、臨床心理士があります。その資格の相場でいえば月給22~25万円程度で年収350~400万円程度と言われています。正直、メンタルヘルスケア心理士という資格を持って、医療施設や介護施設などに勤務して働くということになるのでもう少し低いか同等の給料・年収になるでしょう。また、地域や職種などによって異なってくるでしょう。
まとめ
メンタルケア心理士の難易度は、そこまで難しい資格ではないようです。独学であってもしっかりと資格試験までの流れを把握して計画的に勉強時間を設けて、学習をしていけば合格をすることが可能な資格なのではないでしょうか。年収《給料》はそこまで高くありませんが、これから必要とされてくる社会をより良いものにするための重要な役割をもった職業です。