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産業カウンセラーとキャリアコンサルタントの違い|資格の種類・費用・難易度・仕事を比較

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「産業カウンセラー」と「キャリアコンサルタント」は、どちらも働く人の相談に乗る資格で、よく比べられます。結論から言うと、相談の仕事に就くことを目指すなら国家資格のキャリアコンサルタント、職場のメンタルヘルスや傾聴の力を身につけたいなら産業カウンセラーが向いています。

この記事では、2つの資格の違いを、資格の種類・取り方・費用・試験の難易度・仕事の内容から比べます。

目次

産業カウンセラーとキャリアコンサルタントの違い(比較表)

産業カウンセラー キャリアコンサルタント
資格の種類 厚生労働省の団体等検定(2026年3月から)。称号は「産業カウンセラー2級」 国家資格(名称独占)。登録しないと名乗れない
運営団体 一般社団法人 日本産業カウンセラー協会 厚生労働省(試験は登録試験機関が実施)
主なテーマ 職場のメンタルヘルス、人間関係、傾聴 キャリア(職業選択・能力開発・働き方)の相談
受験の主なルート 協会の養成講座を修了 厚生労働大臣が認定した養成講習を修了、または相談の実務経験3年以上
講座の費用の目安 352,000円(179時間) 講習により約30万〜40万円(例:297,000円、330,000円)
受験料 学科・実技の両方で44,000円 学科8,900円・実技29,900円
合格率(学科・実技の両方) 約47〜48%(2026年1月・7月) 約46〜60%(第30〜32回)
更新 — 5年ごとに更新講習が必要
人数 累計約7万人 登録者86,370人(2026年3月末)

※費用や日程は変わることがあります。最新の情報は、それぞれの公式サイトで確認してください。

違い1:資格の位置づけ

キャリアコンサルタントは、2016年に国家資格になりました。登録していない人は「キャリアコンサルタント」と名乗れない名称独占資格で、5年ごとの更新講習があります。

産業カウンセラーは、長く日本産業カウンセラー協会の民間資格でしたが、2026年3月31日から、厚生労働省が認定する団体等検定になり、称号が「産業カウンセラー2級」に変わりました。上位には「産業カウンセラー1級」があります。

違い2:取り方と費用

どちらも、講座を修了してから試験を受けるのが一般的なルートです。

  • 産業カウンセラー:協会の養成講座(352,000円・179時間)を修了して受験します。2026年10月1日からは特定一般教育訓練給付の対象で、条件を満たせば費用の最大50%が戻ります
  • キャリアコンサルタント:厚生労働大臣が認定した養成講習(150時間程度)を修了して受験します。通学とオンラインを組み合わせた講習もあり、教育訓練給付の対象になっている講習も多くあります

注意したいのは、産業カウンセラーの資格を持っていても、キャリアコンサルタントの受験資格にはならないことです。両方取りたい場合は、それぞれの講座を受ける必要があります。日本産業カウンセラー協会も、キャリアコンサルタントの養成講習(330,000円)を開いています。

違い3:試験の難易度

合格率はどちらも約5割で、大きな差はありません。どちらも学科試験と、面接形式の実技試験があります。

  • 産業カウンセラー2級:2026年1月の試験は、学科55.77%・実技71.60%・両方受験48.09%。7月は学科55.32%・実技71.88%・両方47.4%でした
  • キャリアコンサルタント:学科・実技の両方を受けた人の合格率は、第30回58.0%、第31回59.8%、第32回45.8%でした

違い4:仕事内容と活かし方

実際の仕事では重なる部分も多く、両方の資格を持って活動している人もいます。

産業カウンセラー キャリアコンサルタント
得意な相談 ストレス、心の不調、職場の人間関係 就職・転職、キャリアプラン、能力開発
主な活躍の場 企業の相談室・人事部、EAPの会社 ハローワーク、人材会社、大学のキャリアセンター、企業の人事部
求人での扱い 歓迎条件として書かれることがある 公的機関の就職支援や人材会社の求人で、応募条件になっていることがある

産業カウンセラーの仕事内容については、こちらの記事でくわしく紹介しています。

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どちらを選ぶべき?目的別のおすすめ

  • 相談の仕事に就きたい・転職に活かしたい → キャリアコンサルタント。国家資格のため、求人の応募条件になりやすい
  • 人事・管理職として、部下や社員の心のケアに活かしたい → 産業カウンセラー。傾聴の実習の時間が長く、聴く力をじっくり身につけられる
  • 両方の力がほしい → まずキャリアコンサルタントを取り、メンタルヘルスの知識をメンタルヘルス・マネジメント検定などで補う方法もある

キャリアコンサルタントを目指すなら

キャリアコンサルタントの受験資格を得るには、厚生労働大臣が認定した養成講習を修了するのが近道です。通学とオンラインを組み合わせた講習もあり、まずは無料の説明会で内容を確認できます。

キャリアコンサルタント養成講習の説明会・コースを見てみる

試験の日程や合格率、講習の選び方は、こちらの記事でまとめています。

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産業カウンセラーを目指すなら

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まとめ

  • キャリアコンサルタントは国家資格(名称独占・5年ごとに更新)、産業カウンセラーは2026年3月から厚生労働省の団体等検定
  • どちらも講座の修了が受験の主なルート。費用はどちらも30万円台が目安
  • 産業カウンセラーの資格では、キャリアコンサルタントの受験資格は得られない
  • 合格率はどちらも約5割
  • 相談の仕事に就きたいならキャリアコンサルタント、職場のメンタルヘルスや傾聴を学びたいなら産業カウンセラー
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この記事を書いたオジサン

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