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中小企業診断士の資格取得までの流れ、要件・条件とは

中小企業診断士の資格取得について、詳しくご紹介します。中小企業診断士とは、小規模・中規模の企業の経営を支援する資格です。本記事では、資格取得までの流れ、資格試験の日程や条件などを紹介します。さらに、中小企業診断士が廃止されるという情報を受け、真相を探ってみました。資格取得を考えている方は、ぜひ本記事をご一読ください。

目次

中小企業診断士の資格試験の試験日程

まず一次試験は、例年8月に2日間行われます。そのための応募手続きは、5月に行います。試験は2日にわたって、7科目を受験することになります。一次試験の合格基準は、総点数の60%以上で、さらに1科目でも満点の40%未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率となります。

一次試験合格者は、二次試験に進みます。二次試験は、筆記試験と口述試験があります。筆記試験は、10月に行われ、合格者は、12月の口述試験へと進みます。口述試験の発表は、翌年の1月となります。

長い月日を要して、中小企業診断士になるための試験は行われていきます。一度にすべて合格をすることがベストですが、一次試験の有効期間は、2年間です。翌年、二次試験から受験をすることも可能です。

また、科目合格の有効期間は、3年間です。3年間の間に、すべての科目を合格すると、二次試験に進むことが出来ます。二次試験に関しても、同様に有効期間がありますので、合格をした科目がある場合は、翌年はその科目を除いて他の教科の勉強を集中してすることが出来ます。

試験までの流れをよく理解して、効率的な勉強法を身につけ、中小企業診断士の資格試験にチャレンジすることは有意義なことです。

資格試験までの流れ

出願

5月上旬~6月上旬
毎年3月ごろに中小企業診断協会から試験実施の予定が発表される。5月ごろから試験案内が配布される。

1次試験

8月上旬の2日間
1日目
経済学・経済政策・財務・会計・企業経営理論・運営管理(オペレーション・マネージメント)
2日目
経営法務・経営情報システム・中小企業経営・中小企業政策

2次試験

筆記試験 10月上旬
中小企業の診断および助言に関する実務の事例。

口述試験 12月下旬
筆記試験の事例などを基に個人ごとに約10分の面接。

実務・登録

3年以内に診断実務に15日以上従事するか、実務補習を15日以上受けるかした場合に、中小企業診断士として登録を申請することができる。

資格試験の内容

種別 国家資格
受験条件 なし
受験料 1次14,400円 2次17,900円
試験日 1次8月上旬 2次筆記試験/10月下旬 口述試験/12月下旬/td>
合格率 1次 24.1% 2次 17.8%
教育訓練給付金 あり

試験範囲は広いため、択一、論述、口述試験の3つをクリアしなければならない。企業内での資格の評価は高くMBAより高い場合もあります。やはり最近では女性の受験者も多くなっているのが特徴。業界としても美容業界の受験者も多いのが特徴です。

受験者数は増加しているが、最終合格率が低くなってきており、合格難易度は年々高くなっています。

中小企業診断士を合格するためにスケジュールと勉強時間

中小企業診断士の合格目安は1,000時間と言われています。まずは、自信がどれくらいの勉強時間を確保出来るかを決めましょう。1日3時間勉強をしても333日かかる計算になってしまいます。なので、もっと短期間の勉強時間で合格を目指していくのであれば効率的な方法も考えなくてはなりません。そういった上でも試験を合格するためにはしっかりとした勉強スケジュールが必要になってきます。

中小企業診断士はなくなる(廃止)?

経済財政諮問会議で新浪剛史議員(サントリー・ホールディングス社長)が以下のような発言がありました。

「中小企業診断士は1次試験では7科目すべてに合格しないと試験に通過できないなど、たいへん難易度が高い。税理士のように、何科目か合格したら資格を与えるようにしてはどうか」

中小企業診断士の資格がなくなる(廃止)と心配になっている方もいるのではないかと思いますが、中小企業診断士の資格がなくなる(廃止)のではなく、資格試験の難易度を低くする制度の改正が行われることになりそうです。それによって、中小企業診断士に多少なりとも変化を与える影響ある発言ということができるのでしょう。

しかし、資格試験の難易度が低くなり、中小企業診断士が増加するということは質の低下がささやかれ中小企業診断士の中でも食べれる人と食べれない人が出てくるのはないかと危惧されていますが、中小企業診断士の増加で、地方などの金融機能が強化されると期待する声もあります。

まとめ

中小企業診断士資格試験の条件・要件そして資格試験を合格するのであれば、資格試験までの流れを紹介しました。試験までのスケジュールを知ることで計画性のもと効率的に勉強をすることで合格をすることができるのではないでしょうか。また、中小企業診断士は廃止されるかもということはないようだったので安心して勉強をすることができますね。

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この記事を書いたオジサン

1980年代生まれ、東京都錦糸町出身。
有名?進学校に通うも大学受験に失敗し浪人できず、同じ高校出身者ゼロのFランク大学の法学部にめでたく入学。
超就職氷河期に突入し、書類審査で連続落選。
120社を訪問し、70社に応募するも内定は1社のみ。(要は無能)
2000年代に大量募集していた東証一部(現プライム)の独立系SIerに入社。ロースクールブームに乗せられ2年で退社。
Fランク大学出身のためロースクールで学力が伸びず失敗し、4年間無職。
その後、1社目よりレベルの低いSESばかりの零細SIerに転職し、年収240万円(交通費込み)。
その後15年ほど、紆余曲折ありつつ、最終的に4社でCTOを就任。
過去5年の平均年収は、税引後 約2000万。最高年収は3100万。
現在はCTOを全て退任。フリーランスエンジニアの立ち位置。実態の無職。
現在は1人会社を作って色々事業を試してます。
このブログも貰い物。他ブログも買ったりして、現在は発信に努めてます。

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