インテリアコーディネーターは、家庭やオフィスなどの居住空間をデザインする仕事です。インテリアコーディネーターとしての仕事を始めようと考えている方も多いと思いますが、どのような仕事なのか、どうやってなるのか、資格が必要なのかなど、気になることが沢山あるのではないでしょうか。本記事では、インテリアコーディネーターとはどのような仕事なのか、主婦や仕事も持った女性に人気の資格、国家資格であるかどうか、なぜきついと言われるのかなどを詳しく解説します。
インテリアを提案する専門家!インテリアコーディネーターとは
現在では、多種多様な輸入家具が販売されており、その住宅に最適なインテリアを選ぶのに時間がかかってしまいます。分厚いカタログを確認するだけでも、かなりの手間がかかってしまうでしょう。そこで、インテリアコーディネーターが代わりにインテリアを選んで、その悩みを解決するのです。
インテリアコーディネーターになる為には、公益社団法人インテリア産業協会が実施しているインテリアコーディネーター資格を取得する事をお勧めします。この資格を取得すれば、プロのインテリアコーディネーターとして就職できるでしょう。ちなみに、受験資格は特にないので、どなたでも気軽に受験できます。例えば、子育てが一段落して仕事に戻りたいといった主婦の方でも、インテリアコーディネーター資格にチャレンジできるのです。
消費者の意識が高まった事により、インテリアコーディネーターの活躍の場はどんどん広がっています。顧客の要望をヒアリングした上で最適なインテリアを提案するのは大変ですが、それだけに大きな達成感を得られるでしょう。なお、主な就職先としては、住宅メーカーや設計事務所といった不動産関連だけではなく、インテリアを販売している小売店などもあります。
インテリアコーディネーターってどうやってなるの?
ひとつは専門学校に入学し、先に知識を学んで資格取得してから就職するか、もしくは働きながら実務経験を通して基本知識を学び、資格をとる場合が多いでしょう。
必ず持っていないといけないといった規定はありませんので、資格取得と就職のどちらが先でも問題ありませんが、全くの別業種からインテリアコーディネーターを目指すのであれば、先に資格を取ったほうが転職に有利になります。
主婦や仕事も持った女性にも人気の資格
インテリアコーディネーターの資格は女性に人気です。幅広い現場で活躍できるのも魅力で、住宅メーカーやインテリアショップ、最近は、リフォーム会社で活躍しているインテリアコーディネーターも増えているようです。
インテリアコーディネーターの資格取得を目指すには、スクールに通ったり、通信講座で学ぶことができます。
この仕事はお客さんの希望を聞き、お客さんのイメージに合うインテリアを提案するので、お客さんとのコミュニケーションも大切です。家具やカーペット、カーテン以外にも、照明や内装の材料も学んでいくのでこういったインテリアが好きな女性にお勧めな資格ですよ。
専門用語もたくさんあり、業界で働いたことがないと難しいイメージもありますが、意外と初心者でも取りやすい資格と言われているので、主婦や仕事も持った方でも全然チャレンジする価値はあると思いますよ。
主婦や仕事をしながらインテリアコーディネーターを目指すなら通信講座をお勧めします。
今は、DVDやネットを使って学べる通信講座が多いので、効率よく学べると思いますよ。また、SNSなどがある通信講座を選ぶことで同じ志をもった仲間と出会うこともできて、モチベーションアップにもつながりますよ。
インテリアコーディネーターの通信講座は、8ヶ月から1年ぐらいが学習の目安です。個人差はありますが、忙しい人にも計画的に資格取得を目指すことができると思います。
インテリアコーディネーターは主婦にも人気の資格で、再就職する時にも有利なので、主婦の受講者も増えているようです。
インテリアコーディネーターって国家資格?
インテリアコーディネーターは、よく国家資格と間違われる方が多くいますが、公益社団法人インテリア産業協会が認定する民間資格となっています。難易度は約4人に1人という合格率で具体的にいうと一次試験の合格率は約3割程度、二次の合格率は6割弱程度となかなかの難易度が高い資格ということができます。
インテリアコーディネーターはきついと言われる理由
インテリアコーディネーターの仕事はきついとも言われています。なぜかというと
激務があり仕事が忙しく時間に余裕
時間が不規則になりがちで休みの日に出勤していかなくてはならないということもあります。
顧客とのコミュニケーション
中にはなかなかうまくコミュニケーションをとることが難しい時もあります。そういった場合にもしっかりと対応をしていかなければなりません。
現場での調整力
現場には職人さんもおり、昔気質の方もいます。こういった方たちとうまくコミュニケーションをとりより良いものを作っていく環境を構築する必要があります。また、出来上がりの要望がイメージと違ったなどのクレームを頂くこともあり、こういったことも現場で調整を行っていかなければなりません。
まとめ
インテリアコーディネーターという仕事がお分かりになったのではないでしょうか。主婦や仕事も持った女性にも人気の資格で、インテリア空間をデザインするという華やかな仕事ですが、辛い・大変・きつい部分も仕事ですからもちろんあります。こういった辛い部分を知った上でまだ興味があるのであればインテリアコーディネーターを目指していきましょう。