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医療保育士(病棟保育士)は、病院の小児病棟や外来、病児保育室などで、病気やケガで治療を受けている子どもを保育する保育士です。特別な国家資格があるわけではなく、保育士資格を持っていれば、病院の保育士として働くことができます。
この記事では、医療保育士の仕事内容、働く場所、関連する資格「医療保育専門士」の取り方、求人の探し方を整理します。
医療保育士の仕事内容
- 入院している子どもの遊びや生活の支援:病室やプレイルームでの遊び、季節の行事、学習の手伝いなど
- 治療や検査への不安をやわらげる:絵本や人形を使って、これから受ける検査や処置を分かりやすく説明することもあります
- 家族の支援:付き添いの保護者の話を聴いたり、きょうだいの相談に乗ったりします
- 医師・看護師などとの連携:子どもの体調や治療の予定に合わせて、保育の内容を調整します
医療的な処置は行いませんが、病気の知識や感染対策など、保育園とは違う配慮が必要です。
医療保育士が働く場所
- 病院の小児病棟、小児外来
- 病児保育室・病後児保育室
- 障害児入所施設、重症心身障害児施設
- 医療的ケアが必要な子どもを受け入れる保育園
診療報酬には、小児入院医療管理料の加算として、病棟に保育士を配置した場合の点数(保育士1名で1日100点、2名以上で1日180点)が設けられています。病院にとっても、保育士を配置する理由がある制度になっています。
関連する資格:医療保育専門士
医療保育の専門性を証明する資格として、日本医療保育学会が認定する「医療保育専門士」があります。2025年度から制度が新しくなり、次の流れで取得します。
- 医療保育基礎資格課程を受講する:保育士資格を持ち、現在保育の仕事をしている学会の正会員が対象。期間は2年、費用は33,000円、定員30名
- 資格認定課程を受講する:基礎課程の修了後3年以内に受講。医療を必要とする子どもの保育を担当していることや、学会員であることなどが条件です
くわしい要件は、日本医療保育学会のサイトで確認してください。資格がなくても医療保育士として働けますが、経験を積んだあとのキャリアアップとして目指す人が多い資格です。
医療保育士の給料
医療保育士だけの給料の統計はありません。多くの場合、病院の職員の給与体系に沿って決まります。保育士全体の平均年収(令和7年賃金構造基本統計調査をもとに計算すると約428万円)は、こちらの記事でまとめています。

医療保育士の求人の探し方
病院の保育士は、1つの病院で募集する人数が少なく、求人も多くはありません。次のような方法で、こまめに探すのがおすすめです。
- 小児科のある病院や大学病院の採用ページを定期的に確認する
- ハローワークで「病棟保育士」「医療保育」などで検索する
- 病児保育室や、医療的ケア児を受け入れる保育園も候補に入れる
- 保育士向けの転職支援サービスに、医療や病児保育に関わりたいと希望を伝えておく
転職支援サービスを使うと、自分では見つけにくい求人の紹介や、職場の様子を事前に聞くことができます。
人間関係で悩みたくない保育士さんのための転職支援サービス【保育エイド】![]()
※保育士資格を持っている人向けのサービスです。病院の求人があるかどうかは、地域や時期によって変わります。
保育士の転職の進め方は、こちらの記事でまとめています。

医療保育士に向いている人
- 病気の子どもや家族の気持ちに寄り添える人
- 医師や看護師など、ほかの職種と連携するのが得意な人
- 病気や感染対策について学び続けられる人
- 保育園での経験を活かして、新しい分野に挑戦したい人
まとめ
- 医療保育士(病棟保育士)は、病院などで病気の子どもを保育する保育士。保育士資格があれば働ける
- 働く場所は、小児病棟、病児保育室、障害児施設など
- 関連資格の医療保育専門士は、2025年度から基礎課程→資格認定課程の2段階に
- 求人は少ないので、病院の採用ページやハローワーク、転職支援サービスでこまめに探す
